勉強をする上で最低限必要な能力というのがある
字が読める
考えられる
当たり前のことに思うかもしれないが
これが出来ない生徒は多い
2024年の沖縄県の高校入試の国語の文字数は12,745文字
50分間の試験時間で考える時間や答えを探す時間、書く時間を考えたら
読む時間は20分もとれない
ということは単純計算で1分間に630文字読めなければいけない
問題を読み返すことを考えたらもっと多くの文字数を読むことになる
これが出来ること
それが
字が読めるってこと
「考える」も全然必要な能力に至っていない
問題を読んで何が書いてあるのかを理解すること
どういった解答を求められているのかを理解すること
答え合わせの際に何が間違っていて、なぜその答えになるのかを理解すること
これが
考えるってこと
この2つが出来ていないのに勉強しても
ほとんど意味がない
本が読める生徒は高校入試の点数が勉強すればするほど上がっていき
本が読めない生徒は勉強してもあがらない
塾を始めて5年目になるがひとつの例外もない
いくらその話をしても、本を読む時間を塾でつくっても
読めない生徒は読めない
そういう生徒は勉強には向いてないから早く別の道を見つけたほうがいい
心の底からそう思う
身にならない、向いてないことに時間を使うことがもったいない
絶対に得意なことを伸ばす時間に使ったほうが良い
それでも高校入試があるから勉強しなければいけないと思っている
生徒と保護者は多いが、高校でも苦手なことをする時間を継続することになる
であるなら、いっそうのことすべての能力が爆発的に伸びていく
ゴールデンエイジの時期を好きなことに没頭する時間に費やしたなら
よほどその生徒の将来にとっては良いことなのではないかと思う
高校生活でしか得ることの出来ない、かけがえのない青春の時間も確かにあるので
高校に行くこと自体は否定はしないが
個人の能力を伸ばすことを考えると
学力だけが知的能力だと思わずに
得意なこと好きなことに時間を使った方が良い
それでも高校には行っておきたいというのなら
本を読んでもらいたい
読書力=入試で必要な学力なのだから
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