休憩時間中、生徒たちはトランプをしています。
「大富豪」「ポーカー」「51」「7ブリッジ」
とてもポピュラーなゲームですが、やったことのない生徒がほとんどでした。
トランプは、1~13までの数字と4つのマークを組み合わせただけのシンプルなカードゲームですが、数学に必要な能力を養う上でとても有効な手段であると感じています。
特に小さい時から色々なトランプのゲームを繰り返し行うことは、数字に関する感覚を伸ばす上でとても有効だと思います。
数学を教えていると数字に関する感覚には個人差があることを感じます。
「数字に関する感覚」という言い方は非常に曖昧な表現ですが。
例えるなら
・数量に対する感覚(数字を量でイメージ出来る感覚)
・日常生活の中ではあまり使われない数学上の概念への理解(平方根等)
数学が得意な生徒には数学を理解する上での勘の良さやセンスみたいなものが確かにあります。これは、教えてすぐに能力が上がるようなものではなくて、今までどれくらい「数」に触れてきたか、どれだけ「数」に関する刺激を脳に与えて来たのかが大きく関係しているのではないかと思うのです。
つまりは
「どれだけ算数や数学を勉強してきたのか」
だけでなく
「どれだけ数字に関する遊びをしてきたのか」
も数学の成績に大いに関わっていると考えられるわけです。
写真は塾でトランプ等のゲームを行う際に使っているコインです。
グレーが1 それが100枚
赤が5 それが20枚
青が10 それが10枚
緑が25 それが4枚
黒が100 それが1枚
すべて同じ100ですが、どの数字で100を作るかによって量はこれだけ違います。
子供たちは、数を扱う遊びを繰り返す中で、見た目や重量、簡単な計算などの中から自然と「数」に関する感覚を身につけていきます。
コインやトランプを使ったゲームは、遊びの中で数字の感覚を養うことが出来る優秀な学習教材であると考えています。
「家族でトランプ」おすすめです。
塾長 橋本
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